私が英語を「しゃべれる」ようになった方法をご参考までに。

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中学・高校に通ったら、たいていは英語の授業を6年間受けることになると思う。

でも、全員が英語を「通じるように」話せるようになるわけではない。

私もやはり、高校卒業時にそうなってはいなかった。

英単語や文法を、目で読み、手で書き、練習問題を解くという詰め込み受験勉強で覚えただけで、授業内で細かい発音指導はなく、”th” や “f” など日本語にはない発音について指摘されたり直されたりすることはなかった。

英語を使う機会はAETの先生と週に1回あるかないかという感じ。

 

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大学でも週1回程度の基礎的な英語の授業があったり、調べ物のために英語の文章を読む機会はあったが、私は怠惰でどうしようもなく向上心のない大学生だったので、与えられた課題以外にためになるようなことはほとんどしていなかった。

ただ、海外ドラマや洋画を観るのが好きだったので、よくDVDを借りて(今のようにNetflixなどはなかった)、気に入ったものは1週間のレンタル期間中繰り返し観ていた。2回目以降はテレビの前に座ってしっかり観るというよりは、ご飯を食べながらとか何かする間にずっと流しているという感じ。

英語を話せるようになったらいいなあという気持ちはあったので、何もしないよりはとやってみていた。

はっきり言って、とうてい努力と呼ぶに値しない、怠惰な人間による怠惰な試みだった。

一般企業に就職してからもその習慣は続け、週末にDVDを借りては、テレビの音が聞こえる場所にいるときはとにかく再生していた。

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結果的にはこの趣味が、私の英語の発音が「通じる」ものになるための土台を作ってくれたのだ。

一時期、私はある米国ドラマにハマって毎週 TSUT◯Y◯に通っていた。

全部で6シーズンあったので長期間にわたり観続けたために、途中から何となく自分の中にいわゆる「推し」ができて、感情移入しながら登場人物たちの動向を注視していた。

英語に関しては、キャラクターごとの声や話し方の特徴も次第に認識するようになり、表情と口元を観ながら言葉を聞くので、”th” “f” などの発音時にどんな口元になっているかということや、英語を話す時のリズムのパターンのようなものが意識に刷り込まれていった。

 

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その後、転職してイタリア人オーナーの経営する会社で働くことになった。

(現在は独立しているので、もう彼は上司ではないのだが、今でも一緒に仕事をする機会が多い)

転職前に1ヶ月イタリアに滞在したのだが、イタリア語は日常会話がやっとでお粗末なものだったので、伊人オーナーとは英語での会話が中心となった。

 

最初はうまく自分の意見を伝えられないことが多々あった。

英語の「発音」はできても、「発言」ができなかった。

単語は言えるけど、文章が組み立てられないのだ。

知識として文法は知っている。じっくり考えれば何と言えばいいか分かる。

でも、普通の会話のスピードに追いつけないから、短い言葉や相槌程度の受け答えしかできない。

 

でも少しずつ、英語に慣れ、人に慣れた。

当時一人暮らしで会社と家との往復だったので、正直、英語しか使わない日も多かった。

慣れると「間違えたらどうしよう」という不安もそれほどなくなって、思いつくままに発言できるようになった。

(こうなるまでの過程については、長くなるのでまた改めて書きたいと思う。)

 

それは、学校での詰め込み学習と海外ドラマのおかげが大きかったように思う。

学校でひたすら覚えた単語と文法は、使わないうちに、柔らかい泥の沼に落ちた鉄球がゆっくり底へ底へと沈んでいくように、脳みその奥へ奥へと追いやられて、かなり深く手を突っ込んでかき回して探らないとひっぱり出せなくなってしまっていた。

でも少しずついろいろ出しているうちに泥が減って、次第にそれほど苦労せず引き出せるようになった。そんなイメージ。

そしてそれを、海外ドラマによって刷り込まれたリズムに乗せてしゃべればよかった。

 

日常会話に必要な英単語や文法は、中学校でだいたいほとんど習う。

学校で発音を指導してもらえないなら、自分で耳を英語に慣れさせることが重要。聞こえるようになれば、発音できるようになる。

使う機会を作れば、最初は難しいしなかなか適応できないかもしれないが、慣れていけば英語を「しゃべれる」ようになるはず。

 

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と、ここまで長々と偉そうに語ってきたが、英語のネイティブスピーカーである同居人と話していると、まだまだ知らない単語や言い回しが多いことを実感させられる日々だ。

 

最近また改めて、英語の勉強をし直し始めた。毎日少しずつだが、(少しずつだからこそか、)なんだか面白い。

同居人が2人もいて、それぞれがNetflixとAmazon、Huluアカウントを持っているので、映画とドラマが見放題で、相変わらず(前以上に)よく観ている。

 

このインターネット時代、英語が聞けて話せるようになると、得られる情報量が格段に多くなる。

映画を楽しみながら英語(それ以外の言語でも)に慣れて、どんどんそれを使っていこう。

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